タイヘンプ紀行2022

2022年11月30~12月3日

ヘンプエキスポ2022に、KIKUYA HEMPが参加・出展しました

タイのバンコクで開催された「ヘンプエキスポ2022」に、KIKUYA HEMPは日本の伝統文化を伝える「Golden Hemp」ブースの一員として参加しました。

タイの大麻解禁に伴い、今回開催されたヘンプエキスポでは、タイ国内を含め世界各国の企業が多数出展。

KIKUYA HEMPは、ヘンプ蚊帳やカクーン、その他リラックスウェアなどの製品を多数展示しました。

同会場でもヘンプ100%の製品は珍しく、特にヘンプの蚊帳は世界各国の方々から注目を浴びていました。

ヘンプに対する世界の関心は高く、今後伸びていく産業であると確信しました。

 

自然に寄り添う癒しの天然素材ヘンプ

ヘンプはラミーやリネンと同じ「麻」の仲間。その違いは、原料となる植物です。
「麻」のなかでも、特に高性能だといわれているのがヘンプ。
優れた湿度・熱コントロール、抗菌・消臭・UV効果が備わっていて快適です。ざらっと乾いた独特の手触りは、使い込むほどやわらかく変化。化学繊維にはない優しさがあり癒されます。
また、ヘンプは農薬・化学肥料不要ですくすく育つため、環境負荷の少ないエシカルな植物としても注目を集めています。

美しい編み目は伝統の“からみ織り”

製品は、ヘンプ麻100%の「平織り」または「からみ織り」生地を使用しています。

たて糸1本とよこ糸1本を交互に重ねる「平織り」に対して、「からみ織り」はたて糸を絡ませながら、よこ糸を通していく織り方。漁網の作り方を模した伝統的な織物で、美しい編み目が特徴です。複雑な織り方のため、織り上げるのにかかる時間は平織りの約3倍にも・・・。手間ひまかけて織られた生地には、独自の透け感が生まれます。

KIKUYA HEMPのブランドロゴには、この「からみ織り」がデザインされています。

made in Japan

「平織り」・「からみ織り」ともに国内で生地を織り上げ、加工し製品へ。
ヘンプ繊維の性質上、生地にするには高度な技術が必要となります。
地元・磐田市にある生地屋さんにお願いし、希少なヘンプ糸からオリジナル生地を生産。
試行錯誤を繰り返しながら、唯一無二のクロスを作り上げました。
人と人、顔の見える生産環境。それは何ものにも代えがたい安心感を与えてくれます。
伝承された職人の技と、ものづくりの精神にKIKUYA HEMPは支えられています。